さて、この『セザンヌは自然をこう視た』も、少し先を急がなければ、いつまでたっても終わらなくなってしまう。 とこ…

ひきつづき『赤いベストの少年』をみていきたい。 「平面」的な印象を与えるこの絵に奥行き感を表現するため、画家は…

さて、『赤いベストの少年』が、なぜ、「平面的でありながら空間的」か、ということだった。本当は、この話を先にする…

さて、不自然な「長い腕」の理由を手短か？に… その前にもうひとつ、「長い腕」にもまして、両腕の大きすぎる開き加…

今夜はセザンヌのもうひとつの傑作『赤いベストの少年 』をみていきたい。 まずは長い右腕が印象的。 絵にあまり興…

『リンゴとオレンジ』を掲げるのはこれで三度目となったろうか。 それにしても、他ならぬこの絵が、現実「空間」とし…

前の回は『リンゴとオレンジ』を話し始めたとたん、時間切れとなってしまった。 まずはこの作品を、セザンヌの眼前に…

「部分」的な眼差しの表現か。あるいは、「全体」観の構築性の表現か。否、それら正反対の要素が“拮抗している状態”…

当初すぐ終えるつもりでいたこのエッセイも、ずいぶんと長い道のりを歩くこととなってしまった。 ここ４、５回は、い…

セザンヌ作品の空間のつくり方。その特異性について、「部分」と「全体」の有機的な必然性の探求(＝「部分」と「全体…