木俣創志 展 2009

  

  

コバヤシ画廊(東京)2009 .11月
Kobayashi Gallery (Tokyo) 2009. November

  

  

コバヤシ画廊(東京)2009 .11月
Kobayashi Gallery (Tokyo) 2009. November

  

  

コバヤシ画廊(東京)2009 .11月
Kobayashi Gallery (Tokyo) 2009. November

  

  

Covered with ivy 09-I 2009 (コバヤシ画廊 2009)
Covered with ivy 09-I 2009(Kobayashi Gallery 2009)

  

  

Covered with ivy 09-II 2009 (コバヤシ画廊 2009)
Covered with ivy 09-II 2009(Kobayashi Gallery 2009)

  

  

Covered with ivy 09-III 2009 部分(コバヤシ画廊 2009)
Covered with ivy 09-III 2009 part(Kobayashi Gallery 2009)

  

  

10歳から油彩をはじめた私ですが、言葉では上手く語れないそんな感覚を絵で表したいと思ったのは10代の終わり頃で、それを実現するにあたり、ふたつの壁にぶつかりました。

ひとつは、ぬけるような日本の冬空の青は、どこか鈍重なところのある油彩には適さないという壁。

もうひとつは、敬愛していたセザンヌをめぐる難問ですが、彼以降「どのようにして絵筆による外界の描写があり得るか」という壁でした。

(世間では「現代絵画の父」ないし「20世紀美術の父」として、つまり「はじまり」として評価されることの多いセザンヌですが、私は彼を「おわり」として、正確に言えば、「外の世界を写しとる絵画の終焉」として感じていたためです。詳しい説明は省略します。)

後年、油彩からアクリルを主とする表現に移行し、また、絵筆オンリーだった描画から「版」を活かす表現へと移行した結果、ふたつの問題は相対化され解決されたかにみえますが、実感としてはまだ不十分です。

この展示は、当時の「冬空の青」のもと、絶望や憧れといった - 青春時代に月並みの - “世界に放り出された感覚”を、なんとか実現したいと考える、そんな想い出のつまった作品のリメイクなのです。

[2009.11.15 木俣 創志]

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